スーパーの二階にある格ゲー筐体
1992年に中学入るとスト2が上手いと一目置かれるじゃないですか。
私は中学入学前から最寄り駅前のゲーセンでメダルゲームに興じてたのがきっかけでスト2ある程度遊んでたので、中学入って周りとゲーセン行ったらそこそこ無双してたんですよね。
といっても波動拳が出せる、昇竜拳は前に歩きながらコマンド入力でたまに出せる、レベルですが。ガチでゲーセンに通ってるやや不良側の人は更に上のレベルとかでガイルとかあのロシアのプロレスのおっちゃんとか使いこなしてたりしてて歯が立たないわけですが。
んで、学校が小田急線沿いで新宿方面に帰る人だと下北沢で遊ぶじゃないですか。当時の下北ってマックのある通り沿いに一個ゲーセンがあって、その道じゃなくて駅前の回転寿司の右側の小道行くとスーパーがあって、そこの2階に何故かスト2筐体があったのですよ。(ググったら忠実屋っていう名前のスーパーでした。確かにそんな名前だった気がする)
普通のゲーセン行くと上手なお兄ちゃんとかがガチでやってたりするので、ひよっこな我々はそのスーパーでぬるく遊んでたわけです。
部活の先輩の仲良くなった中3の人も下北が地元だっていうんで一緒にやりにいったり、たまに普通のゲーセンの方に行って脱衣麻雀を後ろからみたりと、当時のゲーセン文化は押切蓮介さんのピコピコ少年に描かれてる通り、めちゃくちゃ盛り上がってたじゃないですか。
ずっとああいうゲーセン文化が続くと思ってましたけどすっかり様変わりしちゃいましたよね...
そしていつもの通り、ちゃんとゲーセン文化に染まっていればそっからオタク文化へも入っていけたはずなのに当時の私は「スト2たのしい」くらいしか入り込めなかったんですよね。
その後もバーチャファイターとか鉄拳2とかもちょろっとやりましたけど、とにかく上手くなるまでが大変でそこまでやってられへんって感じでした。麻雀はその後リアルでも遊ぶようになりましたけど。
中学のちょっと不良と付き合いのあるやつとかとたまにゲーセン一緒に行くとガイルで真空投げとか試みて、ついに成功したりするのを目の当たりにしたりしますよね。あとそういうやつってやたら金遣い荒かったり。
あとはほどなくスーファミ、スト2ダッシュ、その他格ゲーとか色々入り乱れていって次第に行かなくなるわけですが、90年代のゲーセン文化、身をもって多感な時期に体験できて決して無駄じゃなかったと思う次第です。