96年にビッグサイトで声優イベントのバイトをする
1992年に中学に入学する者にとって、その後成長していく過程でビッグサイトってどこかしこのタイミングで訪れて「すげーこんなでっかい建物あるんや!」ってその近未来感に感動を覚えるじゃないですか。
私の場合は、それが高校生の時にやった登録制の日雇いバイトで訪れた声優さんのライブイベントだったんですよね。
記憶が確かならば1996年、高2の時に友達とそれに登録してビッグサイトのイベントだというので
「ビッグサイトってちょっと前から名前は聞いてたけどついに訪れる時がきたか...」って静かに感動してたんですよね。
友達も同じ様な「いつか行ってみたいな」って思いだったので、バイトでいくら貰えるかとかより行く口実が舞い込んできたみたいなノリでした。
ていうか今ググるとビッグサイトができたのってまさに1996年だったようですね。できたてほやほやだったのかって今気づきました。
んで、当日待ち合わせしてゆりかもめに乗って(ゆりかもめもこの時初めて乗りました)友達となんとイベントなん?って聞いたら声優のライブらしいとの事。
その時まったく無知だったので当然情報は一切記憶されておらず、今「ビッグサイト 1996 声優 ライブ」でググると、以下のがヒットしました。
SOMETHING DREAMS '96「しばとっくん PART 2」
ドリカンクラブお披露目式実施。
これだったのかな?そしたらさすがにレジェンド級の若き日の終結した日だった事が分かります。この時にオタク趣味に目覚めていればその後を諸々楽しめたというのに...
ともあれ当時の私は、ほへーここがビッグサイト...す、すげえ...みたいなふわふわしたノリで言われるがままバイト君としてチケットもぎりの役に配置されまして。
本番前から色々搬入だなんだって、へーイベントってこうやって作られていくのか...と結構面白かったです。
で、本番前になって続々と来客者が集結していって、次から次へとチケットを差し出されるのでそれをちぎって半券を返すのですが、最初は丁寧にやっていたらそんなんじゃ間に合わないから急いで!と言われて、もはやもぎるというか千切るという感覚で急いでやっていました所、半券が結構真ん中あたりまでびりりりと千切れてしまう時もあって、それをお返ししたお客さんが
「ああぁぁ..」
ととても残念そうな顔をしていたのを記憶しています。
今思えばそういう半券も大切な記録として保管しておきたいファン心理というのも十分理解できるので本当に申し訳ない事をしてしまったといまだに思います。
ちなみにドリカンクラブというのは、上述の引用させていただいたブログ様によると、
「Voice newtype」(角川書店)の前身である「Voice Animege」(徳間書店)を見つけた。その中で、ドリカン(昔、やってたアニラジの妹分の「ドリカンクラブ」
との事で、文化放送「ドリカン」内で、冨永みーなさんと椎名へきるさんの妹分の候補がドリカンとよばれる方々だった、という事っぽいです。
その後、ふたりで「やまとなでしこ」を結成...
もうほんとにあとで知れば知るほど90年代のこの頃にもっと熱中できていれば最高に楽しい黄金時代を謳歌できたのにと後悔しきりなわけで御座います...