90年代を懐古するブログ

90年代オタク文化を中心に懐古。80、00年代も場合によって。

アダルトゲーム専門雑誌のエロ小説についていけなかったのでオタクになれなかった説

1992年に中学入る者ってファミコン通信を毎月買っていて、ちょうど盛り上がりを見せていたパソコンのアダルトゲームの情報が何となく目に入って気になっていき、ちょうどエロ本とかも友達から借りるようになりながら、中三の時に意を決してパソコンパラダイスを購入するじゃないですか。

 

私も例にもれずパソコンなんて持ってないのに時々パソパラ買ってました。毎月買うのはクリームで、それにパソパラも買っていくと高いしエロ雑誌隠すスペースが早急に埋まってしまうので「これは」と思う号だけ買っていました。

 

で、タイトルにある話なんですが、そのままハマってパソコンを手に入れてアダルトゲームに手を出して秋葉原に通うようになれば良かったんですが挫折してしまったんですよね。

というのも、パソパラじゃなくてもう一つメガストアっていうもう一段階アクが強い雑誌を手に取ってすみずみまで読んでいた時、最後の方になんかエロ小説があって。

 

それまでエロ小説って本屋でフランス書院が置いてある棚の隣にある類の、もっと上の世代のオッサンとかが読みそうな不倫で若い女子大生が温泉でどーのこーのみたいな、当時の中高生だある私には理解が及ばない世界観で。

 

でもメガストアにあったそれはもっとエロゲー寄りの世界観だったので若干スッと入っていけたんですが、当時流行してた何か凌辱モノというか学園だかの女性たちを服従させてやってしまうみたいな鬼畜なストーリーのゲームに似た世界観だったのですよね。

 

元来クリームとかの淡いエッチ系なパンチラとかのノリが好きだった私だったのでそんな強引に嫌がる人をそんな風にやるのってどうなんだろう...と引いてしまったんですよね。

アダルトゲームの一つの人気ジャンルの触手モノとかもファンタジー感が混じってるとエロに集中できなくね?みたいに思ってたのがあったのもあって「なんか合わないなあ」とそこで離れてゆく事になってしまったというわけです。

 

今回何十年ぶりかにメガストアを検索してみたらなんと現役で刊行されているという驚きの事実が。

しかし名前こそ同じだけど今どきのかわいらしい絵柄。そこで当時のものを検索すると見覚えのあるアクの強い表紙。

Wikipediaによるとイラストを手がけていたのはうめつゆきのり氏で、

「店頭で手に取るのが恥ずかしい」と評判だった。

の一文がめちゃくちゃ「分かる」次第です。

 

と同時に、アダルトゲームというある種の非日常性をきちんと表している優れたアートでもあるなあと思ったりも。色使いとかもいかにも「エロいです!」っていう淫らな感じだし、それに描かれてる女性も今と比べるとかなり大人っぽい大人の綺麗な女性だなっていう。

 

ちなみに今回記憶をたどってググってみた結果、私が手に取ったのは月刊メガストア 1996年(平成8年)04月号っぽかったです。

order.mandarake.co.jp

いやでももっと全体的に紫色で、何か総集編みたいながっつりしたやつだった気がするんですが...ともかくまんだらけさんの通販ページはめちゃくちゃアーカイブが揃ってて歴史的価値が高いと認識します。