90年代にダウンタウンを深夜番組で見てたからオタクになれなかった説
1992年に中学入る者にとってダウンタウンって神だったじゃないですか。
テレビが生活の真ん中にあったし、その中で一番輝いてたって意味で。
特にお笑い芸人が大好きっていうより、もっと「ファミコン」とかと同じレベルの重要度で生活の場にあったという意味で。
いや物心ついた時は志村けんがばりばり面白くて月曜日はうんじゃらけとか、カトちゃんケンちゃんのPCエンジンのゲームとかやってたけど、小学校の真ん中らへんから「ダウンタウンが天下取るな」って気づいてたじゃないですか。ドリフはちょっと年代じゃないし、ひょうきん族とかもちょっとズレてる世代だし。
それが確信に変わったのは「夢で逢えたら」っていうダウンタウン、ウッチャンナンチャンらのやつで、ねるとんも面白かったけどこっちの方がおもしれー!って。
調べるとこれが1988年。
そこから笑撃的電影箱っていうくくりでウッチャンナンチャンのSHALALA(その後に電波少年がくる)とガキの使いが。これが1991年。
深夜枠にダウンタウンが面白い番組をやっているという印象が高校の半ばまであって、生生生生ダウンタウン、ダウンタウン汁、かざあなダウンタウンらへん(←これが1996年まで)。
幽遊白書の最後の方でTVが映るコマでダウンタウンがゲスト迎えてトークしてる風の流れがありますが、あれってダウンタウン汁だよな...とか。
友達はごっつええ感じ面白いよな!とか言ってるんですが私は深夜のダウンタウンが後輩たちとフリートークや大喜利やってるのが好きだったので温度差は当時あり。
そこら辺まで見てるって友達はいなかった思い出です。
という事で、「あテレビでダウンタウンやってるやん!見よ!」ってよりかはガッツリちゃんと「火曜はあれで...木曜があれで...」みたいなノリで見てて、しかも深夜番組全般的にどうでもいいやつまでだいぶ見まくってたんですよね。
今田東野板尾による冒冒グラフ、ワーズワースの冒険とか竹中直人とビシバシステムの恋のバカンスあるいはデカメロンなど、「深夜にはよく分からないけど面白いものがやってる」って印象で、流れで色んな映画も見まくって。
今回の記事にあたりググったらこちらのサイトでフジテレビの深夜枠について書かれていてどうもJOCX-TV2というのがその時間帯の総称だったらしい。
1990年前後のフジテレビ深夜番組が神がかっていた時代 - 空中の杜
確かに最後の最後まで見てると夜中の3時くらいにカラーバーが出てピーーーと鳴る前に「JOCX-TV2、JOCX-TV2、フジテレビです」とアナウンスがあった気がする。
という事でテレビはメジャーな文化でありサブカルというかアンダーグラウンドの文化の発信場所でもあってそこに私はある程度重きをおいて摂取していたという事でして、もちろんアキバ文化も同時期に最盛期を迎えていたのですが時間と興味はそちらに向かなかったと、ある意味において私がそれらの価値を理解する土壌がかけていたのかもしれません。
もしテレビをそこまで見ない家庭にいたらもうちょっと雑誌やゲームからアキバの方にいけたかもしれないですが...