90年代を懐古するブログ

90年代オタク文化を中心に懐古。80、00年代も場合によって。

白虎丸先生(エロ漫画家)について懐古する

1992年に中学入ったものにとってエロに触れる媒体って①漫画、②エロ本、③エロビデオくらいなもんで、①が比較的なじみ深かったわけですよね。

んで中学高校大学に進むにつれて④リアルとか混じっていって普通は①の比率は下がっていき気味だと思いますが私の場合はしっかり①も継続して接種していたわけなんですが。

 

①も区分けしていくと1)少年漫画、2)青年漫画、3)同人漫画とかあるわけじゃないですか。さすがに大学入ってまで1)ってのはなくてじゃあ2)かっていうとヤンマガとかでしっかりエロいのってないし、3)もアキバで買ってみたりしましたが同人漫画ってベースとなる作品を知らないと本来的な楽しみ方ができないというか、知ってるからこそ面白いみたいのあると思うのですが、アキバ文化に疎かったのであんまりハマれず。

 

そうなると4)コンビニで入手できるエロコミック雑誌ってなりますよね。ペンギンクラブとか。なのでもっぱらそっちを入手しがちだったのですが、5)エロ漫画の単行本っていう路線があって今日はそこについて懐古したい次第です。

 

まあ白虎丸先生についてなんですが、ほとんど検索しても何もSNSとかやられていないしホームページがあるわけでもなく素性が分からないお方なんですが、とにかく1999年には普通に安定した作家さんとした風情で存在していて、なんならいまだに雑誌に連載持っていて(?)絵柄もそんなに変わってないっていう稀有なお方。

 

2ちゃんでスレとかあっても良さそうなのに検索してもヒット無し

何と言うか、やっぱり上述の区分けの通りしっかり漫画漫画した作品でもなく、エロに振り切ってる訳でもないので、いうならばゴラクとか「おっさんが読んでる雑誌」に載ってるエロ漫画っていうレアな立ち位置だからなんだなと言うしかない。

 

私が手に取った白虎丸先生の作品は単行本ででした。

当時のルーティンとしてお菓子系雑誌とペンギンクラブをよく購入していて、もっと何かエッチなものはないかと色々探していた時期でして。

新宿の小さい雑居ビルでロリコン雑誌を手にしたり、アキバの似たようなビルでギャルDVDとか、中古本屋でお尻倶楽部ゲットしたりしていた頃、白虎丸先生の「たなからぼたもち」を入手しました。

 

確かCDを買う時にジャケ買いという見た目だけで買ってみるという行為と同様に、本の絵柄だけで買ってみたはずです。

時期的に西川魯介先生のコミックも入手していたはずなので新宿のとらのあなだったかで著しく敷き詰められたエロ漫画棚でジャケ買いした気がします。

 

当時の流行りのポップでロリな絵柄ではなく古臭い劇画寄りの感じでもなくさらっと綺麗な美人が描かれていて手にしてみたら内容もライトだけどしっかりエッチな表情とコミカルな展開で、言うならば上村純子先生のいけない!ルナ先生に近い世界観。

 

その後も本屋で見かけては何冊か買って、どれもこれも同じ様なクオリティでしっかり質は良いっていう具合だったので「間違いない」作家さんとして認識しておりました。

 

で、月日が流れて最近ふと検索してみたらまだご健在の様だったので思い出し記念に書かせていただいております。

情報がほとんどないので駿河さんの中古テレカとかから作品名を拾って検索してみたりするしかないのですが、ひとまずそのテレカは少年画報社さんが発行してるヤングコミックの「おしえてあげる」という作品で1995年のもの。

 

私が手にしたのは1999年のものだからもう少し早めに活動していたのが分かります。

ていうかヤングコミックって聞いてピンときますかね一般的に。

正直私はそんな雑誌あったっけ?ってレベル。

 

ヤングコミック 90年代 で検索してみるとなるほど、なんていうか「えっちな漫画ばっかり載ってる」って感じの表紙でした。

でもなんていうんですかね、アダルトな感じ。読者層は30代以上って感じでしょうか。もうアニメとかアキバとかじゃない、ただただエッチな漫画。よく考えたらジャンル分けから零れ落ちた感があって渋い。

 

表紙は雨宮淳先生と、あと克・亜樹先生の名前がプッシュされてる感じなのでそういう感じっていうと伝わりやすいかもしれません。

 

 

という感じで、改めて検索して思いましたが「職人」って感じですね白虎丸先生は。ご自身の事は一切世に晒さず黙々と求められるちょうど良いエロスを変わらないスマートな絵柄でリリースし続ける姿勢は普通に社会人としてプロのそれ。

 

恐らくそろそろ画業30周年とかだと思うとおめでとうございますと伝えたい気持ちでいっぱいです。

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