黒岩よしひろの描くキャラの完成度が高すぎてオタクになれなかった説
1992年に中学に入る者ってジャンプめっちゃ読んでたじゃないですか。
性の目覚めの時期なのでそのきっかけがジャンプ漫画だったりするのはよくある事だったはずで、それが多くの人にとって桂正和漫画とかだったわけじゃないですか。
黒岩よしひろ漫画だったんですよね私の場合。
具体的に言うと変幻戦忍アスカなんですよね。
あの世界観とキャラ造形(衣装含む)があまりにも高度すぎてその後に出会うエッチなキャラクターをどうしても黒岩作品と無意識のうちに比べてしまって
「けっこうかわいくてエッチだけどアスカには敵わないな」
みたいにジャッジしていく内にそういうオタク的作品に深くハマれなかったのではと思うという話なのです。
未だにアスカ以上にストレートに胸に来るレベルのエッチなキャラには出会えていません。
んでアスカの連載が1988年とかなんですが、いやその時期他にもエッチなものあったじゃないかって事なのですが、例えば桂正和作品は絵がリアル寄りで話が暗い、バスタードもエロかったのですがアメコミというか魔法の世界の圧がすごすぎ、冨樫作品も良かったのですがそれよりキャラの顔がかわいい等。
アウターゾーンくらいのライトな絵柄で変な小細工なしにちゃんと普通にパンチラが出てくる、くらいの方が小中学生には受け入れられやすかったのではと。
何をそこまでアスカに肩入れしているんだと思われるかもですが、とにかくアスカの見た目がかわいすぎる。変身前はややボーイッシュな茶髪ショートカット、性格は天真爛漫な妹キャラ、スタイルはムチムチの恵体、衣装は忍者状態ではあられもなさすぎるミニスカート、変身後はこんなエッチな衣装見た事ないってレベルのエッチな服。
天才ですよ黒岩先生はまぎれもなく。
作品自体は打ち切りの上その後もそこまで人気が沸騰しなかったのは残念しきりというか時代を先取りすぎてたというか設定がちょっとマニアック過ぎた感は否めなくもないのですが、でもそのスタイルでいくつもの作品を具現化させていったのはまぎれもないレベルの高い作家性によるものだと思います。
惜しむらくは後年色んな経緯があったのか絵柄が変化してしまった事でして、やはりアスカ時代のあの絶妙なむっちり具合でとにかくパンチラしまくる漫画がもう少しあればと残念しきりです。
当時アスカを読んでいて後年なんだかんだアスカ以上に魅力的なキャラに出会えなかった私は他の黒岩作品にあたってみたのですよね。ところが他の作品にもアスカ以上のキャラ見当たらず...
あでも魔神竜バリオンとか不思議ハンターのキャラとかむっちりした発達途中の幼児体型なんだけどやたら太ももが程よく太いキャラとかはすごくかわいかったですが...
あとサスケ外伝の第一話からしてやたらミニスカで肌を露出してかわいい柄のニーハイでパンチラしまくるシーンが頻発する所は秀逸ですが...
という事で謹んで黒岩先生のご冥福をお祈り申し上げます。
―――追記:
記事をアップしたあとに改めて色々ググったのですが根強いファンがいるのは確かで、コスチュームが破損する所に萌えてる方がいたり、ソフトリョナ的な見方で解説されてる方がいたり、敵幹部のキャラにめちゃくちゃハマってる方がいたり、単行本で書き足されたストーリーを熱く語るお方がいたり、アスカの前世での妹キャラから褐色・寸胴・エロコス属性を植え付けられた人がいたり、色々な人に色々なものを植え付けられていたのだなあと思うとやはり黒岩先生は偉大だったと確信できました。
2017年に先生のツイートでアスカを描かれていたのを発見したり、ZENKI新装版でおまけコーナーでアスカが描かれていたのを知って大変嬉しかった次第です。