うる星やつらのビデオを延々とレンタルする
1992年に中学に入った者的には、身近な高橋留美子作品はうる星やつらよりらんま1/2だったと思います。
うる星は薄っすらアニメを見た記憶がある、あるいは上の兄弟がいればコミックスがうちにあったので読んだ事がある、くらいの「上の世代のもの」感が若干あったと思います。
長じて1998年頃、渋谷のまんだらけだかで古いアニメ雑誌を手に取ってみたら、うる星のムックだかがあってそのラムちゃんがやたらかわいかったのですよね。
ちょっとした恋心を抱いていたところに、下北沢とかに当時中古CD屋(ドラマという店名の)とかがあって、音楽自体は普通に聞いてたので訪れた際に、うる星やつらテーマソング集みたいのがあってちょっとドキドキしながら買ってみたのです。
そしたら普通に名曲揃いで、のちに知りますが小林泉美とか普通に天才が関わってたりして一気にハマりムックも買ってそんでこらアニメも見なあかんとなってさっそく新宿ツタヤとかで、当時まだビデオだったので一本ずつ借りてみていったわけです。
が、アニメも平野文さんをはじめとした名優たちの演技でめっちゃ面白いけどビデオで一本ずつ消化していくの普通に時間もお金も途方もなくかかるもんで...割と早い段階で主要な作品(「君去りし後」とか「どきどきサマーデート」とか)を見て、一旦区切りをつけました。
曲はめちゃくちゃ良い、原作漫画も面白い、アニメもアニメの良さがガッツリある、って事で「アニメって面白いんだなあ」って純粋に思い知った次第です。
その後00年代前半とかで自分のパソコンで色んなホームページを巡った時も、上の世代のファンたちがいまだに熱くうる星やつらを応援してる様を見たりして「そりゃあんだけ面白ければ尾を引くよなあ」って思ったりもしました。
ひらすらうる星のみのイラストを描かれている方、テレホンカードとかマイナーすぎるグッズまで幅広く集めているお方、普段パチンコしないのにCRうる星やつらが出た時はパチンコしに行ってその演出に一喜一憂するお方など、どれもこれも「なんか分かる」って感じで眺めておりました。
エロ同人とかもうる星系のを見た事もありますが、何か違うんですよね。ラムちゃんの場合はエロとかより「かわいい」「面白い」ってのが先に来て、そこでエロ求めるかねえってわたしの場合思ってしまう半面、あの半裸の衣装はかなり根深いものを当時のファンの胸に刻み込んだのは深く納得ができる所でもあります。
やはり異星人というか、外国人っていう文化も見た目も違う魅力的な存在が好いてくる、っていうのは言葉にしがたい高揚感があるのはわたしが日本という国に育ったから、とも言えるような気がします。
いまだにラムちゃん全然かわいいなと思いつつ...