インディーズ系エロビデオを雑居ビルの二階で買う
1998年に大学入学の者ってそれまでの中高時代に様々なエロ本などを手に取る中でインディーズビデオの存在が気になって仕方がなかったじゃないですか。
大体最後の方に色んなAV作品紹介コーナーがあって、広告があって、最後の目次ページと編集後記みたいなのがあって、そして本編が終わった後の裏表紙みたいな所にブルセラショップの広告か、あるいはインディーズビデオの作品紹介が極小さく載っていたりしてましたじゃないですか。
まさにその辺りで当時これから世に出る直前くらいの笠木忍さんが「しのぶ」名義で出演してるビデオのそれで載っていて、その極小さいその写真だけでも「何て輝いて見える人なんだ...!」とその魅力に気づいたりしていましたから私なんか。
その後売れに売れていく笠木さんを見て「いや知ってたし。『しのぶ』名義の頃から気づいてたからおれは...」などと思っていたりもしましたし(「笠木忍が存在していたからオタクになれなかった説」)。
んで、そこに掲載されていたんだと思うのですがオーロラプロジェクトというインディーズ系メーカーさんの作品があったと思うのですよね。
或いはどこかで見かけたのかもしれませんが、数多くあるインディーズの中で当時オーロラプロジェクトが最も先駆者かつ高クオリティの作品づくりをしていると認識していたのですよね。
で、段々と一人で色んな本屋のエロ本コーナーや、中古本屋のエロ本コーナーやらを見に行く中で
「ここにあるのは一般的な商業誌だけだ...もっとディープな、本当のエロ本、つまりインディーズ系の作品は...」
という気持ちに導かれて、雑居ビルの中へと足を踏み入れるじゃないですか。
新宿が割と近場だったので、西口にあったとにかくエロ本がぎっしりある本屋に行っておしり倶楽部に衝撃を受けたり(「90年代にエロ系グラビア女優のファンになると情報ほんと無い」)、まだ記事に書いてないんですがローティーン系の作品ばっかりぎっしり売ってる店、またはアキバで探し求めてた黒ギャルものをゲットしたり(「秋葉原の雑居ビルの怪しい一室でエロDVDを買う」)。
でもオーロラプロジェクトは無かったんですよね。通販するしかないのか、でも親バレはしたくない...と悩んでいた時にふとそういえばあの駅のすぐ駅前のビルの二階に何かよく分からない書店があるよな、あの書店の感じって普通のじゃなくてエロ系っぽいよな、と思いつきそこに行ってみる事にしたのです。
で、そのビルの前に立った時「間違いない、この古くて怪しい感じは絶対エロだ」と思い、二階にあがってみると扉があって「普通扉なんてないのにあるって事は確実にエロ系だ」と更に確信。
入ってみてそのすえた空気が扉の向こうから流れてきた時本当にファンタジー世界のモンスターがいるダンジョンに入っていくような緊張感を覚え、入ってすぐじろりとこちらを見る店主、安っぽい蛍光灯の感じ、棚中のエロアイテムの数々から「やばいお宝エリアを我、発見せり」って心の中で思いました。
そこからはもう一つひとつの棚をじっくり嘗め回すように確認、途中でオーロラプロジェクトがあった時は本当に嬉しくて、そういう自分の熱心な様子が店主にも伝わったのか「気が済むまで見ていくがいい」みたいな空気を感じました。
もうこれも欲しいしあれも欲しいし金が足りないって事で、一体どうやって金の工面をしようかと考えながら夢にまで見たインディーズ系の世界をどっぷり体験、その中でもずっと本当に欲しかった二作品が売っていたのは本当に嬉しかったです。
で、先日ふとオーロラプロジェクトのホームページ見て見たらまだ全然活動されていて、しかもその時自分が手にした二作品ともまだ販売されていたので更に感動しました。こちらとこちらです(※成人向けコンテンツですのでご注意を)。
当時こういった明らかなロリ系のものって時代に求められているにも関わらず商業作品にはまだ存在していなかったと記憶しています。
堤さやかさんとか人気でしたが、あくまで綺麗なお姉さんがロリっぽい風に仕上げてただけだし、ガチの子どもとかは普通にドン引きですし、ちゃんとしっかりぽっちゃりしているロリ系ってインディーズにしか存在しなかったと思うのですよね。
今見てみると色々な面で最近の作品には無い粗さが目立ちますがこれこそが自分がリアルタイムで体験した90~00年代初頭のエロだってしみじみ思います。
当時はVHSだったしせっかく買ったのに見るのも一苦労、隠すのも一苦労っていうお手軽じゃない所が更に有難みを増すといった風でした。
その後インディーズを買い漁ったのかというとそうでもなく、自分の中でこの二作品の衝撃があまりにも強かったので他が霞んで見えた、高いしそんなに部屋に隠すスペースもないっていうかあとエロ本と違ってガチインディーズ系のビデオってガチ過ぎて保有しておくリスクが高いなど、あと次はエロ同人の世界も確認しなくてはっていう様々な理由からほとんど買いませんでした。
そして気づけばビデオは消えDVDとなりエロサンプルはネットに溢れインディービデオの世界は遠い彼方の話になってしまったわけです。
となるとあの時思い切ってあの店のドアを開けて良かったかもしれません。あの時行かなかったらずっとあの作品たちに思い焦がれたままだったかもしれませんから...
それにしても今見てみるとあの作品のリリースが2000年とか。当時ハタチの方だったとしたら私と同年代。絶対あり得ないですが、もし今現在の中年になったご本人に伝える事ができるのなら「お世話になりました」と伝えたい気持ちでいっぱいです。
エロ本の自販機で買う計画を遂行してぐったりする
1992年に中学に入る者にとってエロ本の自販機って唯一手に入れる事を許された手法だったわけじゃないですか。実際本屋などでエロ本を買ってはいけない(というルールが実際あったかはよく分かりませんが)わけだし、あとは誰かから借りたりするか、あとは落ちてるのを拾うっていう手段しかないわけですし(或いは、エロい父親や兄がいる場合はそっから入手)。
とにかく、誰かから買う/借りる時は「自分はこのエロいものを欲している人間です」と誰かに認識されなければならない訳ですが、自販機であればそうじゃないので、特にまだ子どもな時期にはとても気安く入手できる最適解だったわけですよね。
で、中学に入るとエロはオープンな話題になるけど小学校の時は心を開いた者同士でしか扱えない話題だったじゃないですか。
エロい事=タブー、みたいな。
まだ未熟な子がいたりするので、女性器の名称をよく分からず大声で「バカ」とかの意味とはき違えて無垢に叫んだりする子がいたりとか。
なので、慎重にまるで暗号を扱うかのように「こいつはエロに理解があるか」を日常会話の中で測りながら同志を探すじゃないですか。
実際私がそうやって探し当てた時の流れというのは以下でした。
1.ジャンプ読んでるー?
2.どれ好き?
3.ていうかてんで性悪キューピッドとかあるじゃん(或いは電影少女(あえてでんえいしょうじょと読む))
この時点でエロオープンの者であれば何かしらの反応がある。
特に当時はまりあが金持ちに捕まって身動きできない状態で服を引き裂かれてあわや裸に、っていう所で、次回が本当に待ち遠しいっていうか本当に子どもが読んでる雑誌でこんなエッチな話描いていいのか!?と頭がどうにかなりそうな時期で。
で、誰かとこれを共有したい、ていうかみんなジャンプ読んでるはずなのに一向に話題にならないのはどう考えてもおかしいぞ!?と二重に頭がどうにかなりそうでしたので、やや勇み足がちですが以前からどうもエロの話題をしたがってるF君に上述の流れを試した所、
「いや~次回が待ち遠しくて...」
との言質がとれて、そこからはエロの同志として強力なパートナー関係を築く事になりました。
で、既に私には幼少期からエロオープンの仲間がいて、三人でたまに集まってはあいつの兄貴はヤンジャンを持っていてマッドブルとかいう漫画がエロいから見に行こう、とか、こないだ四丁目の駐車場でエロ本落ちてたけど雨に一回濡れて乾いたあとだからめちゃ波打ってるから拾わなかった、でも念のため見に行こうとなって自転車で見に行ったりしたりしていたわけです。
で、エロ本自販機の話題になり、購入計画を立てました。
1.夕方に三人で現場付近で落ち合う
2.一人目がお金を入れて、二人目が買うボタンを押し、三人目が取り出す(できるだけ通行人の目につかないよう)
3.これで三人だけが自由にできるエロ本が手に入る
エロ本を所有する、というのは当時はとてつもない価値のあるステータスだったのでこれは必ず成し遂げなければならない、と意気込んでいざ当日。
私ともう一人はF君がお金を入れる様子をちょっと離れた所から見守って、入れたら次押しに行く準備をしていました。
ですが、F君はしばらく自販機の前に佇んだ後、こっちへ来いという手招きをして何らかのトラブルが発生したのだと我々が駆けつけてみた所、「これ、嫌じゃない・・・?」と。
今までじっくりと眺めてみた事はなかったのですが実際間近でラインナップを見てみると明らかにひと昔前の、大人向けというか「昔のエロ本」というようなものばかりで。
「これはちょっと。。。」と絶句して、そしてその日はもうそれ以上どうしていいのか分からずテンション激落ちで流れ解散となったのでした。
エロ本というモノ自体を過剰に神格化してしまっていたものの、いざリアルなエロ本を前にするとその幻想が打ち砕かれるという体験でした。
その後エロ本自販機の事を私たち3人が口にする事は二度とありませんでした...
思えばこの頃の「やっぱエロはジャンプとかでたまに出るパンチラとかが良いな」ってのが私の場合結構心に根差したような気がします(その他メンバーはリアルの女の子との交流の方がいいなという方向へ舵を切っていたような)。
という事で、この勢いでちゃんとアキバ文化のエロに橋渡しできていればもっとオタク文化にどっぷりいけたものの、私はしっかりパンチラのみを追い求めてしまったのでクリーム等お菓子系パンチラ写真の虜になるという道を歩む事になってしまったというわけでございます。
フランス書院でほの暗いエロスを体験してぐったりする
1992年に中学入った者にとってフランス書院のエロ漫画って割と初期段階で身近にあったエロスだったじゃないですか。
本屋で何となくあれエロいやつだろうなって分かってたし、あの黒い本いつか買ってみたいなって思ってたし、なんなら買うじゃないですか背表紙だけで判断して手に取ってレジのおっさんに「君こどもなのにこんなの買っちゃダメじゃないか」って言われるんじゃないかとびくびくしながらも。
今思うに、エロ本って手に入れてもどこかに隠さなきゃいけなくて、当時あったエロ本の内スコラとかでらべっぴんとかあったけどやたらデカかったじゃないですか。
それに比べてフランス書院のは文庫サイズでコンパクトで良かったのかもしれない隠すのに。
また機会があったら書きたいですが、私が買ってたエロ本もやはりコンパクト重視だったので「投稿写真」とかでしたから初期は。
で、いけないルナ先生を同級生から借りたりして「自分で持っておけるエロ本がほしい」ってなって近所の本屋を吟味した所、二か所あったんですよね買う候補の店が。
条件として①レジがおやじである、②フランス書院の置いてある棚が店の奥にある、というのがあって。
やっぱり買う時オッサンだと同じ男だから分かってくれるだろうっていうがあって。
あとやっぱ選びたいから選んでる所は見られにくい所がいいっていうのもポイントで。
で、おこづかい握りしめて行きまして、最初は肩慣らしにフランス書院の隣にあるエロ小説のコーナーを見て、タイトルからして女子大生と温泉でだのそういうので、中学生にはピンとこない。
パララとめくってみてもやたら表現が文学的過ぎて、今だったら楽しめるのかもしれないけどその世界観がクセありすぎると。
でチラチラ見てたフランス書院についに手を伸ばして。こっちは女学生がどうのみたいなもんなので期待は膨らむんですがいかんせんどれがいいのかサッパリ。
で、当時「やるっきゃ騎士」が本屋で平積みされてるの見かけて、こんなエッチな漫画売っていいの!?って衝撃だったんですが、ああいうトーンのやつがいいなって事で、できるだけアニメっぽいポップなのを選んだのですよね(以下がそれですがこの頃からこういうファンタジーな世界観に憧れありました)。
で、レジで買う時とにかく機械的にお金出して買って(レジのおやじの心境はどんなだったでしょうね)、家に入る時は服の中に隠して自室に速攻入って。
で、開いて第一印象が「え、表紙と絵柄違くない・・・?」っていう。
表紙はポップなんですが、作品自体は何か70年代っていうか劇画の匂いがする感じで。
で読み進めると何か初めて出来た彼女といよいよ次のステップに・・・って所で不良グループに絡まれて彼女がレイプされるのを見ながら果ててしまう、みたいな悲惨すぎる寝取られもので。
いや話暗いわ!って思ってまったく興奮できず何ならせっかく買ったのにこれハズレだわ・・・ってかなりブルーになってしまう始末で。
前回のパソパラ回でも書きましたけど当時のエロって何かこういうレイプとかそういう薄暗いノリのが多かったなと今になって思います。
リアルタイムで体験できてないけど色々見て知る限り、劇画系でもやっぱりそういうバイオレンスとエロって一緒くたっていうか、コブラとかでやたらエロい女が出たり、そういう事なのかなあと当時も薄っすら思ってたというか。もっと雑多でしたよねサブカルとかも含めて。
エロ本の自販機とかもあって、そこで売ってるのもやたら暗い感じだったし(これもまたいつか書きたいと思います)。
あとエロ本自体も実際買って読んでみないとハズレな本もあるっちゃあったし、そういうガチャ要素あったかと思います、きっとエッチな内容なんだろうなあって幻想抱いて入手してガッカリするっていう。
で、一体あの寝取られ漫画ってどれだったんだろうって今更探してみたりして、まんだらけ通販さんのページ色々見てまして。
ラインナップ見ててもやはり劇画の残り香がだいぶあるなっていう。
山本直樹、森山塔あたりとか、あるいはペンギンクラブとか読む様になってファンになったみやもと留美とか普通に今も読みたい。
というより、結構良い絵描くなあって事で今更手に取ってみたいと思う本多いですね改めて見てみると。
まいなぁぼぉいとか、当時この肉感的な感じがどうも分からなかったけど今は全然エッチで良いと思うし、海野やよいって知らなかったけどかわいい絵だなって検索してみるとどの本も読んでみたいと思うかわいい絵柄で、何なら今も現役でツイッターとかやられてたりしてやたら感慨深い気持ちになりました。
という事でこれを機に少しずつ昔のエロ漫画作品に触れていってみたいと思いますし、そういう意味では当時のブルーになった漫画と出会った事でこうして印象が残ってるので決して無駄ではなかったなと。
アダルトゲーム専門雑誌のエロ小説についていけなかったのでオタクになれなかった説
1992年に中学入る者ってファミコン通信を毎月買っていて、ちょうど盛り上がりを見せていたパソコンのアダルトゲームの情報が何となく目に入って気になっていき、ちょうどエロ本とかも友達から借りるようになりながら、中三の時に意を決してパソコンパラダイスを購入するじゃないですか。
私も例にもれずパソコンなんて持ってないのに時々パソパラ買ってました。毎月買うのはクリームで、それにパソパラも買っていくと高いしエロ雑誌隠すスペースが早急に埋まってしまうので「これは」と思う号だけ買っていました。
で、タイトルにある話なんですが、そのままハマってパソコンを手に入れてアダルトゲームに手を出して秋葉原に通うようになれば良かったんですが挫折してしまったんですよね。
というのも、パソパラじゃなくてもう一つメガストアっていうもう一段階アクが強い雑誌を手に取ってすみずみまで読んでいた時、最後の方になんかエロ小説があって。
それまでエロ小説って本屋でフランス書院が置いてある棚の隣にある類の、もっと上の世代のオッサンとかが読みそうな不倫で若い女子大生が温泉でどーのこーのみたいな、当時の中高生だある私には理解が及ばない世界観で。
でもメガストアにあったそれはもっとエロゲー寄りの世界観だったので若干スッと入っていけたんですが、当時流行してた何か凌辱モノというか学園だかの女性たちを服従させてやってしまうみたいな鬼畜なストーリーのゲームに似た世界観だったのですよね。
元来クリームとかの淡いエッチ系なパンチラとかのノリが好きだった私だったのでそんな強引に嫌がる人をそんな風にやるのってどうなんだろう...と引いてしまったんですよね。
アダルトゲームの一つの人気ジャンルの触手モノとかもファンタジー感が混じってるとエロに集中できなくね?みたいに思ってたのがあったのもあって「なんか合わないなあ」とそこで離れてゆく事になってしまったというわけです。
今回何十年ぶりかにメガストアを検索してみたらなんと現役で刊行されているという驚きの事実が。
しかし名前こそ同じだけど今どきのかわいらしい絵柄。そこで当時のものを検索すると見覚えのあるアクの強い表紙。
Wikipediaによるとイラストを手がけていたのはうめつゆきのり氏で、
「店頭で手に取るのが恥ずかしい」と評判だった。
の一文がめちゃくちゃ「分かる」次第です。
と同時に、アダルトゲームというある種の非日常性をきちんと表している優れたアートでもあるなあと思ったりも。色使いとかもいかにも「エロいです!」っていう淫らな感じだし、それに描かれてる女性も今と比べるとかなり大人っぽい大人の綺麗な女性だなっていう。
ちなみに今回記憶をたどってググってみた結果、私が手に取ったのは月刊メガストア 1996年(平成8年)04月号っぽかったです。
いやでももっと全体的に紫色で、何か総集編みたいながっつりしたやつだった気がするんですが...ともかくまんだらけさんの通販ページはめちゃくちゃアーカイブが揃ってて歴史的価値が高いと認識します。
90年代にダウンタウンを深夜番組で見てたからオタクになれなかった説
1992年に中学入る者にとってダウンタウンって神だったじゃないですか。
テレビが生活の真ん中にあったし、その中で一番輝いてたって意味で。
特にお笑い芸人が大好きっていうより、もっと「ファミコン」とかと同じレベルの重要度で生活の場にあったという意味で。
いや物心ついた時は志村けんがばりばり面白くて月曜日はうんじゃらけとか、カトちゃんケンちゃんのPCエンジンのゲームとかやってたけど、小学校の真ん中らへんから「ダウンタウンが天下取るな」って気づいてたじゃないですか。ドリフはちょっと年代じゃないし、ひょうきん族とかもちょっとズレてる世代だし。
それが確信に変わったのは「夢で逢えたら」っていうダウンタウン、ウッチャンナンチャンらのやつで、ねるとんも面白かったけどこっちの方がおもしれー!って。
調べるとこれが1988年。
そこから笑撃的電影箱っていうくくりでウッチャンナンチャンのSHALALA(その後に電波少年がくる)とガキの使いが。これが1991年。
深夜枠にダウンタウンが面白い番組をやっているという印象が高校の半ばまであって、生生生生ダウンタウン、ダウンタウン汁、かざあなダウンタウンらへん(←これが1996年まで)。
幽遊白書の最後の方でTVが映るコマでダウンタウンがゲスト迎えてトークしてる風の流れがありますが、あれってダウンタウン汁だよな...とか。
友達はごっつええ感じ面白いよな!とか言ってるんですが私は深夜のダウンタウンが後輩たちとフリートークや大喜利やってるのが好きだったので温度差は当時あり。
そこら辺まで見てるって友達はいなかった思い出です。
という事で、「あテレビでダウンタウンやってるやん!見よ!」ってよりかはガッツリちゃんと「火曜はあれで...木曜があれで...」みたいなノリで見てて、しかも深夜番組全般的にどうでもいいやつまでだいぶ見まくってたんですよね。
今田東野板尾による冒冒グラフ、ワーズワースの冒険とか竹中直人とビシバシステムの恋のバカンスあるいはデカメロンなど、「深夜にはよく分からないけど面白いものがやってる」って印象で、流れで色んな映画も見まくって。
今回の記事にあたりググったらこちらのサイトでフジテレビの深夜枠について書かれていてどうもJOCX-TV2というのがその時間帯の総称だったらしい。
1990年前後のフジテレビ深夜番組が神がかっていた時代 - 空中の杜
確かに最後の最後まで見てると夜中の3時くらいにカラーバーが出てピーーーと鳴る前に「JOCX-TV2、JOCX-TV2、フジテレビです」とアナウンスがあった気がする。
という事でテレビはメジャーな文化でありサブカルというかアンダーグラウンドの文化の発信場所でもあってそこに私はある程度重きをおいて摂取していたという事でして、もちろんアキバ文化も同時期に最盛期を迎えていたのですが時間と興味はそちらに向かなかったと、ある意味において私がそれらの価値を理解する土壌がかけていたのかもしれません。
もしテレビをそこまで見ない家庭にいたらもうちょっと雑誌やゲームからアキバの方にいけたかもしれないですが...
ファミコン~プレステまでのゲーム名曲10選
1992年に中学に入る者って小中でファミコン~スーファミ、途中友達の家でメガドラとかに触れつつ高校くらいでプレステを遊び倒して大人になったわけじゃないですか。
そうなると否が応でも当時死ぬほど耳に入れてた音楽聞くと
「うっわ、なっつ!」
ってなるのは仕方が無くて。
YouTubeのおススメでどういう流れか、ファミコンのドラゴンボール神龍の謎のBGM集が流れてきまして。色々ゲーム音楽うpされてるチャンネル(こちら)で久々に色々聞きまくってしまったので、その中で
「やっぱこの曲いいよなー」
と再確認した10選と、おまけで
「曲は全然印象に無いけど、やり倒した/好きだったゲーム」
「えこんなゲームあったんだ/存在は知ってたけどプレイできなかったけど、今更やってみたいなって思うゲーム」
もいくつか私的コメントともに紹介したいと思います。
どれが1位とかではなく、順不同でまいります。
影の伝説
ゲーム自体も今から考えるとかなりユニークかつオシャレで世界観とかかっこいいし音楽もハンパなく合うし良い。結構繰り返し遊びました。
LSD
附属のテクノミックス集みたいのに惹かれてゲオのクソゲーコーナーで投げ売りされていたのを何となく手に取ってみたらすごい大好きな感じだったという。結構後世に与えた影響は大きいと思うし海外ゲーマーがプレイ実況してるのも見かけますよね。
サーカスチャーリー
家族で温泉に行った先のゲームコーナーで筐体でプレイしたのがファミコンである!って知ったものの友達が持ってるのを借りてプレイしてこれ激むずやん!ってなりつつコツを掴んだ辺りで返した記憶。こういうシンプルゲーム好きでした。
聖闘士星矢 黄金伝説
小1の時めっちゃハマってゲームもハマって何かパスワードでいきなり強くなるだのなんだの。でもプレイ自体は小1かそこらにはちょっと難しかった記憶。そこそこクソゲー扱いされてた気がしますが私は好きでした。
カトちゃんケンちゃん
PCエンジン買ってもらった時にこれとビックリマンを買ってもらいまして、PCエンジンと言えばこれ、みたいな扱いだった気がします。面白いけどなんか大味っていうかせっかくのグラフィックでやる事これなんだ(高橋名人の冒険島)...ってちょっと肩透かし喰らった記憶。
月風魔伝
これは面白かったですよね。好きな人多いと思う。ゲームバランス、難易度、世界観、音楽、どれも良い感じにまとまってたと思いますし頑張ればちゃんとクリアできるのが良かった。
忍者龍剣伝1
こちらも面白かったしかっこよかった。ファミコンでここまでアクションをかっこよく表現できてるのはなかなか類を見ない気が。音楽も疾走感あって耳に残る。
ドラゴンバスター
ゲーム自体はクソムズなんだけどとにかく音楽がかっこいい。もっと主人公が強くてサクサク戦えたらと思うんだけどジャンプ力が低かったり敵がとにかく強かったりであまりハマれなかったけど当時ゲームブックだかがあってそれをやるくらいには好きだった。
闘いの挽歌
結構当時としては理想的な剣とか盾とかちゃんと使って戦えるって意味ではファイナルファイトとかに近い「そうそうこういう戦いしたかったんだよ」ってのが納得いくレベルで出来た記憶がある。VSモードとかでライバルみたいのが使えるのも良かった。
ファミコンジャンプ
ジャンプ読者としてはちょっと古い作品が多いかなって感じだったけど伝説のヒーローたちに混じって自分たちの世代の悟空もちゃんとメインばりの強さで両さんもいるしなにこれ良い!って思った。カセットもでかかったし、でもゲームはそこそこ微妙だけどラストのボス連戦は大好きだった。2はやってないです。
ミッキーマウス~不思議の国の大冒険
子ども向けと思いきやゲームバランスとか音楽とか良質のアクションゲームで繰り返し遊んだ記憶が。途中で難しくなってそっからやり込むほどの熱意は生まれなかったけど。
高橋名人の冒険島
これぞファミコンみたいな印象を抱いていた記憶。当時ハドソンかコナミかみたいな強さだったじゃないですか。ゲームはむずいけどガチャでボスのキン消しみたいのを親戚のおばさんの家を訪ねる時に駅前でやって、すごい他のも欲しかったけどおばさんち遠いしなかなか行かないからなあ...ってとても欲しかったのを思い出す。
ドラえもん
これもゲームバランスと音楽が秀逸で何度もプレイした。キャラクターの絵もほんとファミコンを象徴するように合っていたし。
ワイワイワールド1
コナミゲーム自体はそんなに色々やってないけどそれでも大体知ってるやつが使えて仲間になっていくのはファミコンジャンプばりに面白かった。ただ他のコナミゲーム自体に比べるとゲーム内容自体はそんなに目新しくなくて繰り返しやらなかった記憶。
オバケのQ太郎
音楽が好きだったんですよね。あと激ムズで、友達でゲーム上手い子と一緒に交代でちょっとずつクリアしてってカミナリさんの次のドランパかP子あたりの面まで行ったけど何でこんなに苦労してゲームやらなきゃいけないんだ、っつって投げ出した記憶。しかし激辛料理食べるみたいにスレスレで面白い。
魔界村
トータルで一番好きなゲームは魔界村かもしれないくらい当時ファミコンを色々やってたら友達の家でこれを見て痺れた。世界観がかっこよすぎる。音楽も。これをピアノでばしゃばしゃ弾いてる海外のピアニスト動画とかたまに見るし、作曲したのが女性だっていうのもまたオシャレ。超魔界村もハマりました。
ハイドライドスペシャル
これもやたら大好きだったんですよね。攻略本読んで最後の竜が何匹かちょうど合わさるタイミングで魔法ぶつけて倒すとかまでやった。とにかくむずいけどスレスレでいけるゲームとしてこれはすごい印象的。これとあとミネルバトンサーガはやり込みました。
火の鳥 鳳凰編・我王の冒険
わりと難易度低いわりにどんどん絵が集まっていくのに高まりを感じるしあとゲームやりながら「この音楽すごくいいな」って子どもながらに意識したゲーム。手塚漫画もそのあとしっかり色々読み込むけどその前にこっちに触れてました。
スペランカー
クソゲー扱いされてたけど慣れると面白いしこれもだいぶやりました。その魅力の一部に音楽もあったと思います。ゲームオーバーの絶望的な感じとか。
チャレンジャー
これもゲーム激ムズだけど音楽ほんとよくて1面とか洞窟で泉をジャンプしていく面とか弾いてみた動画でわざわざ聞くくらい好き。
ボンバーマン
このミニマルな感じ、今思うとオシャレだと思う。色合いとかアイテムのプレートの絵柄とか。もちろん音楽もローファイで今でも全然楽しく聞ける。
マイティボンジャック
全ファミコン音楽の中でこれが一番耳に残ってるかもしれない。そもそもこのキャラクターが何のために何をしているのかすらちょっとよく分からないけどでも結構やりながら音楽楽しんでた記憶。
グーニーズ
小学生低学年にとってこのゲームの攻略のしやすさは当時随一だった気がする。シンディローパーのエモいメロディをバックに軽快にサクサク進んでいくのは本当に胸のすく思いだった。
東海道五十三次
世界観が渋いけどファミコンってこういう幅広いモチーフの作品を受け止められる土壌だったいうかまだゲーム市場自体が訳わからない別業種の企業が参入してたりしてカオスだったのが今思うと面白い。曲も結構良くて好きだった。
「曲は全然印象に無いけど、やり倒した/好きだったゲーム」
ポポロクロイス物語
ファミコンとかファイナルファンタジーやってきた身としてはいまいちぬるい世界観だったけどすごいプレイしやすくて結局最後までやってしまったゲーム。
伝説のオウガバトル
キャラデザがとにかく好きでやってたけどゲームは何か悪い事するとカオスフレーム?だか民衆からの人気が下がって進めにくくなるみたいなシステムでうまい事やれなかった記憶。
スプラッターハウス
これがプレイしたいがためにPCエンジン買ってもらった記憶。ゲーム自体はちょっと物足りないけどちゃんと気持ち悪くてプレイできて感慨深かった。これのコミカル版がファミコンでもあってそれもやったけど買って数回でクリアできてしまって虚無だった。
サルゲッチュ
これかこれの2をかなりやり込んでてすごい面白いゲームだなあって思ってたけど周りにこれやってる人全然いなくて全然共感得られなかった記憶。
水晶の龍
ディスクのマイナー?ゲームで何かうちにあってちょっとやったけどこういうポートピア連続殺人事件とかアドベンチャーゲーム、さんまの名探偵とかも含めて色々やったけどいまいちシュールっていうか入り込めなかった。
バイオ戦士DAN
友達がすごい面白いからって貸してくれたけど全然面白くなかったし、そうこうしているうちに何か疎遠になってしまってずっと家にあってたまに思い出してプレイするけどこれ何が面白いんだ...って分からなかった。
R-TYPE Ⅰ&Ⅱ
PCエンジンといえばこれ、みたいな印象でとにかく2がバカ難しいけどゲーム好きな連中で集まった時に一晩中やり込んでたら結構先まで進めたけどとにかく覚えてその通りに正確に動かさないと絶対死ぬみたいな箇所が多くてバカゲームだと思う。
スクーン
すごい侘しいゲームなんだけど時々ついやってしまっていたゲーム。さびしい音楽だったりこれ一体なんのゲームなんだ?ってシュールだし外国のゲームって感じ。
ボンバーキング
ボンバーマン系かなってよく考えないで買ったらなんだこりゃなゲーム。ただそのなんだこりゃ感がスルメで段々ちょっとずつ面白くなってくるんだけど、でもそこまでやり込むほど暇じゃない年齢に達していたのでやらなかった。
ガルフォース
これとか今から考えるとオタク道に入るきっかけにもなりそうなギャルゲーですよね。しかしながら当時はこれの良さがまったく分からず、ゲームもハマれず、つまらないゲームを買ってしまった...と思っておりました。
超絶倫人ベラボーマン
これとかPCエンジンぽくて買ってもらったけどもうファミコンでこういうの散々やりつくした後ではいやーもういいっすわって感じだったけど嫌いではなかった。
ダブルドラゴンⅡ
ファミコンでできるアクションゲームの中ではこれが一番ゲームバランス良かったと思う。必殺技とか多彩だったし難易度もそこそこで抑えられていたし。ただキャラクタと世界観がありきたりで声高に好きなゲームとは言い難い。
「えこんなゲームあったんだ/存在は知ってたけどプレイできなかったけど、今更やってみたいなって思うゲーム」
ネクロスの要塞
これのお菓子自体は好きだったしビキニアーマーのキャラとかいてエッチな印象持っていたし剣と魔法とモンスターの世界なので好きなはず。どんなゲームだったんだろう。
レナス 古代機械の記憶
これとかジャケットとタイトルだけですごい好みな感じだけど小中学生の頃だったら絶対手に取ってない。
オリュンポスの戦い
これもかっこいい感じだけど小中学生じゃちょっと手に取りづらいですよね。
アウトランダーズ
いやゲームになってたんかい。この作品に関してはエッチな目でしか見られないし当時買ってたのは恐らく高校生以上のお兄さんたちだったと予想。
ダーティペア
これもゲームになってたんだ。ほんとこの二人組のキャラ設定って後世に与えた影響大きすぎますよね。やんちゃショート+清楚ロングっていう。もっと前からこういう女バディものの下敷きになるものがあったんですかね?
レイラ
これとかうっすら「あったかもな」って記憶があるようなないようなゲームなんですがこれもやんちゃショートと清楚ロング。一体これの源流はなんなんですかね。これ系のショートの方にとってもエッチな気持ちを常にもっているのでかなり気になります。ちなみにこのゲームを紹介されてるブログさんがあってイラストもかなりかわいかったのでご紹介いたします。ファミコン~PSあたりのゲーム多数紹介されております↓
以上、私的なセレクトでした。
こうして見てみるとほんと色んな作品に触れて過ごしてきたのだなあと感慨深いです。これに関わった制作側のたくさんの皆さんもいたと思うとその功績に改めて拍手を贈りたい気持ちでいっぱいに。
そしてこれは私だけなのか?ってポイントとして、圧倒的にファミコンゲームの方が耳に残っているのですよね。
PCエンジン以降のゲームで覚えているのって全然ない。
最初に見たのを親だと思う、みたいなあれですかね?
或いはファミコン音楽の方が良質だったか、はたまたゲーム自体やグラフィックがシンプルだったので音楽がより一層印象に残ったか。
それからこのブログで再三オタク道に入ってみたかったと言っていますがファミコン自体でもいくつかここでハマれていればってのがあったのがくやしい限り。
しかし昔はそっからどうやってディープなオタクの世界に入れたら良かったのか見当がつきませんし、当時ですでに中3とかであればもうちょっと入りようがあったもののと今更考えている次第です。
「かぼちゃワイン」のせいで恵体グラビアアイドルが好きになった。
1992年に中学に入る者ってかぼちゃワイン直撃世代じゃないけど、薄っすら知ってる世代であって「何となくチビの主人公と背の高い女の子のカップルの話であって、アニメもある」っていう薄い印象を持って過ごしていたじゃないですか。
しかも掲載誌がマガジンなので、小学生時代にマガジンってちょっと縁遠かったわけですから。
加えてまだ思春期前だったのでエルちゃんの可愛さにはまったく気づけないどころか、ラブコメ自体ピンと来てなかったりしたじゃないですか。
「てんで性悪キューピッド」でまりあの可愛さには理解が追い付くのはあくまでお色気シーンがあったからですし。
でも何となく心の奥底にエルちゃんの印象が残ってて、まんだらけでかぼちゃワイン全巻セットを買いそうになったじゃないですかハタチ過ぎの頃。
そんでもって大人になるにつれ、おっさんになるにつれついつい恵体の女性に吸い寄せられてしまうじゃないですか。
気づけばグラビアアイドルも恵体の方々が全盛で本当に言う事ない喜ばしい状況になってるわけで、本当にアイドルや制作の皆様には心よりお世話になっておりますと御礼申し上げたい次第です。
この状況があるのって「かぼちゃワインでエルちゃんの可愛さにやられた」世代がグラビア制作側にも購買側にもいるからなんじゃないかという推測がここにきてもたげてくるわけですよね。
間違いなく90年代から2010年以前までは、細い女性=綺麗でかわいい、というトレンドがありましたよね。
毎月買っていたクリームでも細い人ばかりでしたし。
そんな中でも私は水咲れのさん、藤崎弥代さん、中里桃子さん辺りが一押しでして。
(お菓子系ブルセラ雑誌をコンビニで毎月買う - 90年代を懐古するブログ)
中でも大谷未沙さんには非常に惹かれるものがあり、後年、大谷さんが「ときめきランジェリープリンセス」なるビデオに出演されていた事を知ってなんで当時この情報をキャッチできなかったんだろうと心から自分の不甲斐なさを痛感した事があります。
2015,6年くらい以降ですよね、しっかりと恵体は良い、という認識がマーケット全体の通念として根付いてきたのって。
その過渡期で恵体の良さを振りまいていたのってやはり矢野未夏さんだと思います。
あとは桐山瑠衣さん。
個人的にはジュニアアイドル時代からしっかり黒ギャルまでやり遂げた高田望さんも確実に一役買っている。
その後、続々と正統なる恵体グラビアアイドルと活躍される方々が登場していく中で私的には、森村さきさんが殿堂入り 藤堂さやかさんも「これこそ恵体」を体現したような存在で、草野綾さんは「綺麗なお姉さんとしての恵体の最適解」、高梨れいさんは「人類が成立させられる最も高貴な現象」、歩りえこさんは「ママなのに少女っぽさが混在する奇跡」と言えるっていう。
そうなると女子プロレスラーの方々の良さにも気づいてきて、個人的には志田光さんが最高に美しいと存じます。
恵体の方々を通していえるのが「エルちゃんの面影ある」って事で、バブみがあるっていう母性とはまた違う、「背が高くてスタイルが良い人って綺麗だしかわいいし健康的だしエロいよね」っていう生物としての魅力みたいのがあるような気がします。
恵体にも厳密に言うといくつか区分けがあるとは思うのですが、個人的には
・背は高ければ高いほどいい
・ぜい肉より筋肉質な方がいい
・筋肉質というより肌の張りがあればあるほどいい
・胸は小さくてもいい
・顔は地味というか細目がいい
という具合で御座います。
で、ちゃんと90年代からオタク道に足を踏み入れていたら本来的にはエリーのアトリエなどのアトリエシリーズにおけるライザのアトリエでライザの太ももが太すぎる点について論じる事などが出来たはずなのですが踏み入れる事ができなかったので本当にさみしい思いでいっぱいです。。。
90年代にエロ系グラビア女優のファンになると情報ほんと無い
1992年に中学入学、1995年に高校、1998年に大学に入る世代ってばりばりエロ本世代ですよね。
その時代ってインターネット無かった(あったけど身近じゃなかった)ので、とにかく情報をどう集めるかって今から振り返ると涙ぐましい努力が必要だったわけじゃないですか。
過去記事で何度か書いた通り(お菓子系ブルセラ雑誌をコンビニで毎月買う、エロ漫画雑誌をコンビニで買う)、私はエロ本文化に結構熱中してきたクチだったのですよね。
周囲の友達とそういう話をしても自分と同じレベルでエロ本買い漁っている人はいなかったし、隠していたのかもしれないけどオープンに話せる間柄にはいなかったです。
無論、限られたおこづかいの範囲で買っていったのでそんなに色々買っていた訳ではないのですが。
まあそんな風に毎月クリームを買っていく主活動の中で「この人いいな」っていうのがもし別の雑誌とかに出ていたりするのを見ると「売れてるんだな」とファン心が芽生えたりして。「クリームだと清楚なイメージだったのに、こっちだと結構ビッチな感じなんだな」とか。
でもそれもこちらが書店で別の雑誌を手に取って初めて得られる情報なんですよね。今みたいにこの人いいな→ネットで検索、が無いわけですから。
後年、クリームで一回だけ見かけてその後活動してないんだろうなって思った人が実は他雑誌にも出まくり、別名でも活動してなんならAVにも出てたっていうのを知った時は「当時これを知っていたらもっと嬉しかったのに」と強く思いました。(例:星野いづみさん)
で、坂井えりなさんという人がクリームに出ており(今調べたら2000年発行号)、見た目が本当に麗しくて好みで、ただどう見ても十代ではない、二十代も多分24、5であろう落ち着きが見られ
「これだけの美貌と落ち着きであれば他媒体でも必ず活動されているに違いない」
と思いまして。
まず書店で現在発売されている雑誌をチェック。
次に、行きつけの中古本を扱っている大きめの施設をチェック。
施設によって品数にバラつきがあるので自転車こいで遠距離移動して。
古びたビルの一室にぎっしりアンダーグラウンドな普通の書店に置いてないエロ本が揃ってる書店も見つけてそこもチェック。
そういう書店の年齢層って高くて、まあ売ってるものもすごい高いビデオとか写真集とかだったりするので当たり前なんですが、ちゃんとしたスーツのサラリーマンのおっさん達が黙々とエロい品を物色する静かな空間というのは本当に異様でしたし、一番私が若者だったので、まるで何か大人だけの社交場に足を踏み入れるような襟を正さざるを得ないような程よい緊張感があったと記憶しています。
まあそんなこんなで坂井えりなさんの雑誌をいくつか入手するわけですが、本当に足で探さないといけないという文字通りの修練に似た労力を要する活動でした。
その戦利品とも言うべきエロ本を、そういう書店特有の黒い袋や茶色い紙袋から取り出す時の「ようやく手に入れたぞ」という高揚感はその苦労あってのものだったと思います。
ただし、念願の坂井えりなさんを拝めるのは良かったんですが、雑誌自体がお尻クラブっていう肛門スカトロ系のだったのですよね・・・そっちの方は全然当時よく分からないどころか踏み入りたくないところだったのですが坂井さんをどうしても見たくて、結構値も張ったんですが買ったのです。
そして恐る恐るページを開くともうウンコとかで。
まさか坂井さんもウンコを?とびくびくしながらページめくったら普通のグラビアだったので良かったのですが雑誌が雑誌だけにどうにも高揚しきれず親に見つかったらシャレにならんという事で長期保有せずに手放したというわけです。
しかしインターネットは本当に便利ですよね。
便利ゆえあの不便だった頃特有の雰囲気というのが消え去ってしまったのは少しばかり切ない気もいたします。
スト2をやりにゲーセンに通う
1992年に中学に入る者ってスト2の上手さが少なからず重要視されるわけじゃないですか。私は周りの友達たちよりも若干上手だったのですよね。なぜなら小6の夏にスト2をある程度プレイしていたから。
地元にはゲーセンがいくつかあって初めてゲーセンに足を踏み入れたのは小4か小5の頃。こち亀でギャンブルを知り、毎週買っていたファミ通の付録だかでぎゅわんぶらあ自己中心派の麻雀の役表一覧とかがあったりして、
「何かギャンブルをやってみたい」
という気持ちが高まっていた頃、近所のちょっと不良のお兄さんとよく遊んでいる子がゲーセンで競馬ゲームをやっていると聞いて一緒について行ったというわけです。
最初はそのゲームをやって、じきに一人でヒマな時に行ったりしているうちにある時やたら面白そうなゲームがあるなって事でお小遣い握りしめて小6の夏休みにゲーセンに一人で毎日通ってプレイしまして。
周りにスト2やってる人はいなかったはずで、確かゲーセンでふらふらしてたら人だかりができているのを見てそれで興味持った、と。
今スト2のWikipediaを見てみたらゲーセン登場は1991年3月とありました。
あの夏のスト2通いの日々の記憶はやたら鮮烈に残ってるんですよね。
スト2はいつも混んでたけど午前中のゲーセン開始と同時に入店すると誰もいなくて、ビーチサンダルのまま2階にいくと誰もいないクーラーの効いたフロアにスト2があって。
ガチャガチャやってリュウのネリチャギだかを駆使するも速攻ぶっとばされて、波動拳がようやく打てるようになった頃お小遣いが尽きて夏も終わって。
そして中学に入った頃、下北沢で友達とやってみたら私は頭一つ上手だったという。
周りにも格ゲーそれなりにやってた友達いたけどみんなどういうきっかけで始めたんだろう?今度聞いてみたいと思います。
好きなイメージビデオのアイドル女優ランキング考えてみた
1992年に中学に入る者ってインターネットでエロ画像見まくれるようになるのってハタチ過ぎなので、つまりはエロ本、エロビデオ全盛期を経験してるのでその系譜上にあるイメージビデオも基本大好きじゃないですか。
藤軍団とかに新しい時代の幕開けとどこかクリームお菓子系を思わせる温故知新に胸をときめかせたわけじゃないですか。
という事で長年イメージビデオをそれなりに見てきた者としてここらへんで総括を一回してもいいと思うのですよね。
かなり偏った感じになるかもしれないですが、基本的に私はいけないルナ先生とか好きだったので恵体の人が多くなっております。
ではトップ10、敬称略で。
10位 佐倉仁菜
9位 美東澪
8位 有岡ゆい
7位 高田のぞみ
6位 森村さき
5位 高梨れい
4位 橘奈々子
3位 歩りえこ
2位 矢野未夏
1位 田中菜々
今回改めて選出させていただいてどなたも甲乙つけがたく、また順位をつけるのは恐れ多い女神ばかりだし、これに入りきらなかった素晴らしいアイドルの方々もいて、みなさんに本当にお世話になりました、魅了してくれて本当にありがとうございましたの気持ちで一杯です。
ではお一方ずつ感想をば。
10位 佐倉仁菜
同級生のちょっと大人びた雰囲気という感じで、和風の涼しげな顔つきとアンバランスな見事な下半身の感じから昔の十代で嫁入りした人らってこんな感じだったのかなとつい思ってしまう魅力が。ポーズも大胆で観てる方が喜ぶポーズを理解して見せてくれている感じに一枚上手な感じを受ける。今もツイッターアカウントがあってお店のママさん的なのと撮影会も確かやってる?はずで今も全然綺麗だし好き。
9位 美東澪
現実離れした見た目の美しさなのにめちゃくちゃ過激な内容をさらっとこなしつつ演技もすごく上手で同じ生物としてのレベルの違いを痛感する。確かリアルではバイ?だったか何かボーイッシュな感じでぼくっ子だったのかコスプレだかの活動もされていたりしたと思うけど、観てる限り制作サイドからも重宝されていた感じが見受けられる。逸材といってまったく差し支えないし胸の形が特に綺麗。
8位 有岡ゆい
かなり若い段階で今じゃNGであろう過激な内容を天真爛漫にこなしているけど身体がボリューミーなのでとにかくエッチすぎる事になってしまう。一時期天下を取っていたとも言える全盛期の中井ゆかりさんに唯一見劣りせず共演できた美少女。確かジャニーズ?の誰かと付き合って一回引退、復活した時はスリムな大人の女性になってしまっていたみたいな。
7位 高田のぞみ
ジュニアアイドルからちゃんと大人になってもクオリティが落ちる事なく羽ばたいた数少ない一人。他にジュニアアイドルから活躍し続けたのって山中知恵さんくらいでは?(あるいは夏輝さん)人の良さそうな笑顔から性格良いんだろうなあって思うし外国人ばりのルックスとAVぎりぎりの所で堕ちてない所が一本筋の通った心意気を感じさせるしあととにかくエロい。
6位 森村さき
もう漫画から出てきたような完璧なスタイルと素朴すぎる雰囲気から純朴で天真爛漫ゆえに過激なポージングもエッチな事をしているという自覚もないままにこなしているかのようなふるまいが本当にエッチ。怒涛のリリースで畳みかけていきなり消えてしまったので一時の夢のようだけど最後から一個目のタイトルが何かパパ活を思わせるわいせつなものだったのでもしかしたらそれが嫌だったのでは...と思ってしまっています。
5位 高梨れい
これでもかという高級感と日本人離れした高身長のナイスバディでとにかくこんなエッチな肢体を持って存在してなおかつグラビアアイドルとして活躍してくれた事を天に心から感謝せざるを得ないお方。ちょっと天然で我関せずみたいな浮世離れした女神が気まぐれにいやらしいポーズを見せてくれてるという感覚。街中で見かけたら絶対三度見する確率が高い。むちゃくちゃ金持ちのパパがいそうだけど自分でも稼いでそう。
4位 橘奈々子
学年で一番かわいい子がまさかのちょっと過激な映像に出演しててあんな可憐で清純な子が...!ってどこか寝取られショック的な劣情を覚えてしまう稀有な存在。ギルド系の無理やり言う事聞かせられて意にそぐわないエッチな事をされてしまうというストーリーはこの人がいたからこそ生まれたのではと思ってしまうほどいじめられればいじめられるほどエッチに輝くし作品数が少ないのが本当に残念すぎる。
3位 歩りえこ
顔立ちはロリ、スタイルは抜群、しかも年齢そこそこいってるしなんなら人妻なのにいつまでも魅力が衰えないどころか増していく本当にエッチな女神。YouTubeも頑張っててめちゃくちゃエッチな服装で登場してくれているのが本当に心から感謝してもしきれないしこれからもまだ活動してくれそうな安心感がすごい。真面目そうな顔なのにとにかくエッチな要望に応えてくれそうな年上のお姉さんイメージ最高。
2位 矢野未夏
脱がなくても売れたかもしれないレベルの正統派アイドルな見た目なのにとにかく身体がエッチすぎてそちらの需要が高すぎて結果フルヌードまで披露していただいたのは「この時代に生まれて良かった」と思わざるを得ない。疑似セックスシーンは最高だしただ裸で泡をつけているだけでも十分に抜ける存在自体が男性の夢と言うべき最強の身体とどこか親しみやすい顔つきはいつまでも色褪せない。
1位 田中菜々
ぼくのかんがえたさいきょうのグラビアアイドル、と言うべき完璧に完成された美の結晶。等身大のティーンそのものが無駄一つない美しい肢体でそこらの似非アイドルが霞むレベルの笑顔でそこまでしてくれなくてもいいのにっていうエッチな衣装でエッチなポーズを惜しげもなくこれでもかと見せまくってくれるという伝説。しかも長い間の全盛期を高頻度のリリースにて魅せてくれたのはグラビアの歴史に残る快挙。
...ふう、という事で極私的なベスト10でした。
自分の語彙力の無さで実際の皆さんの魅力をあまり表現しきれなかったのは申し訳ないところですが本当に皆さん色褪せないんですよね。
なんなら普段でもいまだに鑑賞してまったく飽きませんし。
むしろこのベストテンの皆さんって2013~2019年?くらいにリリースされていたと思うのですがそれ以降ってちょっと全体的に勢い落ちてる気がしないでもないというか。豊作との期間だったのかメーカー制作側の力の入れようとかも関係してるのかって所です。
冨樫義博「レベルE」を読んだからオタクになれなかった説
1992年に中学入る世代ってジャンプでてんで性悪キューピッドで「なんてかわいくてエッチな絵なんだ」ってなったじゃないですか特にまりあが金持ちに捕まって服をメスで切られる回で。
さておき、冨樫氏の作品の面白さは他に類を見ないのは言うまでもなく、そこから幽遊白書で一気に、特に最終2巻でやたら高次元に到達するわけですよね。
そしてハンターハンター...ではなくその前にレベルEがあって。それをリアルタイムで体験したじゃないですか我々は。
レベルEは冨樫作品の結晶というか、きっとこの人が描きたい要素が全部詰まってるんだろうなみたいなものに思えるくらいの濃さと、週刊連載では不可能なきちんとした構成と書き込みと終わり方で。
作品の節々から色んな知見に裏付けされてる事が匂ってくる。様々な大量な文献を消化した上で描いているのが透けてみえる。単ジャンルのオタクじゃなくて、複数多岐に渡って独自のセンスで深い所から掬ってきた要素を元に筆を走らせているのが未成年だった私たちでも容易に理解できたわけですよね。
そういうある種の探求心と好奇心を偏執的に、ある種残酷にロマンティックにミステリアスに深く広く収集していく高レベルのオタクっぷりを見せつけられてはですね、80年代からのSFロボットアニメに耕した業界から派生したエロに特化した生ぬるいオタク世界というのはだいぶ浅く薄く見えてしまったのですよね、とんでもなく乱暴な言い方ですが。
私自身の趣味嗜好からくる見方に過ぎないのですが、そういうわけで私はもうちょっとサブカル寄りの世界に足を踏み入れた次第で(但し、現時点では秋葉的オタク趣味世界に対して上記の様には思っておらず、むしろもっと柔軟に飛び込んでいけば良かったと思っている次第です)。
冨樫氏に限らず、そもそも週刊連載で描けるものとそうじゃない形態で描けるものって違うし、作家性という特性が合致する方で作品発表する方が光り方が変わるはずなのに花形というか食っていくためにはみたいな話が絡んでいるのは勿体ないというか、何かしらのインセンティブというか補償或いは補填によって週刊連載以外の作家さんが伸び伸びと作品づくりできる環境が整えばなんて夢の様な希望を抱いてしまうくらいレベルEみたいな作品をもっと読みたいなと思いつつあまり出会えていない現状であり、いたしかたがない次第。
そういう意味では私は短編が好きなのだと思います。短編集とか結構マイナーな作家でも手に取る機会多いし...
話が逸れましたが、ともかくレベルEはこれまで読んできた面白かった漫画トップ10に入るのですが、今の若い人が読んでもそんなに面白くなかったりするんでしょうかね。ていうか同世代でも趣味嗜好が違う人からしたら別にそんなにって感じなんでしょうか...
ちなみに好きなシーンは王子の護衛の長髪の人が「王子がどこかで聞いているかもしれないから」という事でパソコンに「協力するからいつでも連絡してくれ」みたいに打ちつつ口では別の事を言うシーンです。
本宮ひろ志を読んでいたからオタクになれなかった説
1992年に中学に入る者ってサラリーマン金太郎を読むじゃないですか。いやおれああいう系好きじゃないんでって人でもその存在自体は知ってるじゃないですか漫★画太郎氏のパロディとか。
ああいうエロを越えた男のロマンみたいのって青少年の心を刺激するじゃないですか。むしろエロも男のロマンの中の数ある要素の一つにすぎん、みたいなデカい世界観。
私もそういう世界観に一応打ち震えた一人だったゆえ、オタク的な作品にいまいち没頭できなかったのでは、という話です。
一番最初はファミコンのファミコンジャンプで男一匹ガキ大将の万吉親分を知るじゃないですか。自分が生まれる前のよく分からん劇画?のやつ。男塾の元ネタ、くらいの認識で。マカロニほうれん荘とか「何かジャンプコミックスのカバーにある他の漫画リストで見た事あるなー」みたいなそういうのと同じ系で。でも何かやたらかっこいいなみたいな。
その次に多くの人はサラリーマン金太郎に高校のくらい時に出会うと思うのですが、あるいはファミコンの天地を喰らう2でしょうか。あるいはゲーセンの天地を喰らう2。両方とも名作でしたよね。ベースとして横山光輝三国志が広く読まれていたのでスッと入れましたよね。
で、私の場合、小学生の時に室内温泉施設みたいなところの休憩室に置いてあった愛蔵版の天地を喰らうをたまたま読んでしまったのですよね。まだグロい漫画はジョジョ2部とかゴッドサイダーとかしかないのでこれもそういう類なのかなーくらいにパラパラめくっていたら劉備と孔明が天界で竜の化身の巨人美女と結ばれるってのがやたらエロくてですね。
やたらグラマー長身で本宮顔というか眉毛の太い外人美形顔というか、ここでその性癖植え付けられるわけじゃないですか。何とかしてこの本を今度自分で手に入れたいと思って作者名を強く記憶しようと試みた次第です。
ほんで高校入ってヤンジャンとか回し読みしてサラリーマン金太郎に出会う。その頃になると漫画喫茶とか行ったり古本屋とかめぐるじゃないですか漫画読んでると。
そしていかに本宮ひろ志が長い間漫画業界で多作だったかに気づくですよね。
その頃天地を喰らうにも再会して小学生の時に読んだやつだ!とテンション上がるわけですよね。董卓が女を侍らせて全身リップさせてる見開きページとかやばい。
私の場合そこからこの作者面白いなってんで読んでいくと男樹シリーズで男のロマンを理解するのですよね。
やたらキャラと生き様がかっこよくて破天荒で、敵対するヤクザ事務所にいるボスキャラはメシ食いながら美女をバックで犯しつつ電話に出たりしてたり、ヘロインだかをイチモツに塗って敵対組織のボスの妻(デブババア)を犯して手籠めにして乗っ取ったり(しかもそのキャラが敵に襲われた時は泣き叫ぶデブババアに口づけをして黙らせてから死の決戦に臨むとか)。
その他シリアスシーン含め他の漫画じゃ見れない予想を超えた離れ技の連打って感じでめちゃくちゃ面白いのですよね。赤龍王における故事「馬鹿」の恫喝エピソードとか、「煮殺せィ」とか最高だし。
本宮さんの自伝的な春爛漫って漫画もやたらかっこいいし。
そういうめちゃくちゃに暴れまくってズタボロになる、みたいな良さを知ってしまったので萌えとかの概念についていけなかったというのが私のケースだったという事で...
まあ本宮作品に限らず90年のヤンジャンヤンマガとか良作多かったじゃないですか。それ以外でもサブカルも勢いあったし文化的に百花繚乱の時代だったわけでその中で秋葉的な文脈に入り込むのはやはりセンスが求められたのだと思いたい所です。
ビキニアーマーが魅力的すぎてオタクになれなかった説
1992年に中学に入学する者ってビキニアーマーを目にする機会が多かったじゃないですか。
ドラクエ的な剣と魔法の世界にファミコンとかとともにどっぷりな時代だったからだと思うんですが。
そういう露出が激しい「アーマー」ってものに心をしっかり奪われてしまったがゆえにその後出てくるオタク作品にその要素が無い場合、ハマれなかったのではと思うのですよね。
同じ様な見た目で同じようなエロい作品だったとしても「アーマー」じゃなければどうも気が乗らないという。
これはある意味パンチラこそ至高というかあくまで微エロに過ぎないっていう、性行為まで直接的な表現は興ざめする、っていう特性でして。
前の記事でクリームなどのお菓子系雑誌にハマった経緯を書きましたが、やはりパンチラがいい、パンチラでいい、っていう嗜好だったわけじゃないですか1992年に中学に入る年代って。いまだにAVよりイメージビデオ派であるのはやはりそういう下敷きがあるからだと思わざるを得ないわけでして。
で、そんなにビキニアーマーってあったっけ?って事ですので一つひとつ挙げてみたいと思います。
まずはうる星やつらラムちゃんですが直撃世代ではないものの、薄っすらあられもない姿のめちゃくちゃかわいいエイリアンがいる、って事は記憶に刻まれていたはずです。弁天とかのお仲間たちもビキニアーマーだったし。
同類のちょっと上の世代のエロだとかぼちゃワイン、まいっちんぐマチ子先生。
いきなりビキニアーマーじゃないですがパンチラ要素として。
あとはコブラ。劇画ですが。
いや、遡っていくとやはりアメコミだと思うんですよ。ビキニにテンガロンハットと銃のカウガールみたいな。
あとは酒屋のポスターでビールのポスターに女がビキニでいるっていうのも。
あとはゴルゴ13とか。
以上が我々が物心つくかどうか辺りの時代の下地ですよね。あと手塚さんのプライムローズも。
で、実際しっかり意識を持った状態で目にしたビキニキャラってビックリマンチョコの十字架天使じゃないですか。
あれで「女ってエッチなかっこするんだ」って意識植え付けられたじゃないですか。
あとはファミコンキャラだと「アテナ」。もっと広くだとドラクエ3の女戦士、ドラクエ4の踊り子姉妹。レアなソフトだと「夢幻戦士ヴァリス」「マドゥーラの翼」。
アニメOVA系だと「幻夢戦記レダ」「アウトランダーズ」「ドリームハンター麗夢」「夢次元ハンターファンドラ」(完全に後追いですが)。あるいは「ダーティペア」。
ファンドラは永井豪さんのデザインらしく、ファミ通でファミコン少年が綺麗な女に転生して剣で戦うエッチな漫画やってましたよねそういえば。
まあ死ぬほどあるわけじゃないですか記憶をたどるだけじゃなくてググれば死ぬほどでてきます。
特にきっちり収集・ご紹介されてるサイト様たち↓
どうも源流は1940年代のアメコミ、SF雑誌とからしいのですが、日本では80年代に花咲いた、と。
しかしながらすごくざっくり言うと「高橋留美子」なんじゃないでしょうか。
あのお方がポップにライトにかわいい女の子を描いたってのはかなり大きいと思います。ダイコンフィルムとかもそういう要素あるし、アウトランダーズ、ヴァリスとか結構似てるし。
それを支えた周囲の要素としては少年サンデーとあだち充、吾妻ひでおに、憧れていたとされる池上遼一氏とか。
そういう意味では古のオタク心をくすぐりつつ原動力であったわけじゃないですかビキニアーマーが。
しかしながら90年代に入ってそれが衰退、私の見立てだと剣とかじゃなくて恋愛シミュレーションゲームと秋葉原の存在がそれを凌駕したと思うのですよね。
もう一つくらい付け加えるとするとレイアースはビキニアーマーじゃなかったという。
別の側面だとWindows95の登場によってエロゲー=性行為の世界に突入してしまったっていうめちゃくちゃ雑な見立ても申し上げたい。
個人的な趣向としては、エッチなものはとにかく薄っすらライトであればあるほど魅力的である、という言い方もできます。
これまでの記事で書いてきたルナ先生とか負けるな魔剣道とか変幻戦忍アスカ♡とかがそれですね。
これを元に言える事というのは「ミニスカートから見えるむっちり太ももとパンチラ、これに魂を奪われた状態ではオタクにはならない」という事かもしれません。
で、今回記事に挙がったキャラの中でどれが一番好きなのだ?という事ですが「夢幻戦士ヴァリスの麗子(主人公の優子のライバルキャラ)」としたいと思います。
このプロモーション用アニメの後半で出てくる赤髪ショート黒ビキニアーマーのお方なんですがとにかくアーマーのデザインがめちゃくちゃエロい!
以上です。
黒岩よしひろの描くキャラの完成度が高すぎてオタクになれなかった説
1992年に中学に入る者ってジャンプめっちゃ読んでたじゃないですか。
性の目覚めの時期なのでそのきっかけがジャンプ漫画だったりするのはよくある事だったはずで、それが多くの人にとって桂正和漫画とかだったわけじゃないですか。
黒岩よしひろ漫画だったんですよね私の場合。
具体的に言うと変幻戦忍アスカなんですよね。
あの世界観とキャラ造形(衣装含む)があまりにも高度すぎてその後に出会うエッチなキャラクターをどうしても黒岩作品と無意識のうちに比べてしまって
「けっこうかわいくてエッチだけどアスカには敵わないな」
みたいにジャッジしていく内にそういうオタク的作品に深くハマれなかったのではと思うという話なのです。
未だにアスカ以上にストレートに胸に来るレベルのエッチなキャラには出会えていません。
んでアスカの連載が1988年とかなんですが、いやその時期他にもエッチなものあったじゃないかって事なのですが、例えば桂正和作品は絵がリアル寄りで話が暗い、バスタードもエロかったのですがアメコミというか魔法の世界の圧がすごすぎ、冨樫作品も良かったのですがそれよりキャラの顔がかわいい等。
アウターゾーンくらいのライトな絵柄で変な小細工なしにちゃんと普通にパンチラが出てくる、くらいの方が小中学生には受け入れられやすかったのではと。
何をそこまでアスカに肩入れしているんだと思われるかもですが、とにかくアスカの見た目がかわいすぎる。変身前はややボーイッシュな茶髪ショートカット、性格は天真爛漫な妹キャラ、スタイルはムチムチの恵体、衣装は忍者状態ではあられもなさすぎるミニスカート、変身後はこんなエッチな衣装見た事ないってレベルのエッチな服。
天才ですよ黒岩先生はまぎれもなく。
作品自体は打ち切りの上その後もそこまで人気が沸騰しなかったのは残念しきりというか時代を先取りすぎてたというか設定がちょっとマニアック過ぎた感は否めなくもないのですが、でもそのスタイルでいくつもの作品を具現化させていったのはまぎれもないレベルの高い作家性によるものだと思います。
惜しむらくは後年色んな経緯があったのか絵柄が変化してしまった事でして、やはりアスカ時代のあの絶妙なむっちり具合でとにかくパンチラしまくる漫画がもう少しあればと残念しきりです。
当時アスカを読んでいて後年なんだかんだアスカ以上に魅力的なキャラに出会えなかった私は他の黒岩作品にあたってみたのですよね。ところが他の作品にもアスカ以上のキャラ見当たらず...
あでも魔神竜バリオンとか不思議ハンターのキャラとかむっちりした発達途中の幼児体型なんだけどやたら太ももが程よく太いキャラとかはすごくかわいかったですが...
あとサスケ外伝の第一話からしてやたらミニスカで肌を露出してかわいい柄のニーハイでパンチラしまくるシーンが頻発する所は秀逸ですが...
という事で謹んで黒岩先生のご冥福をお祈り申し上げます。
―――追記:
記事をアップしたあとに改めて色々ググったのですが根強いファンがいるのは確かで、コスチュームが破損する所に萌えてる方がいたり、ソフトリョナ的な見方で解説されてる方がいたり、敵幹部のキャラにめちゃくちゃハマってる方がいたり、単行本で書き足されたストーリーを熱く語るお方がいたり、アスカの前世での妹キャラから褐色・寸胴・エロコス属性を植え付けられた人がいたり、色々な人に色々なものを植え付けられていたのだなあと思うとやはり黒岩先生は偉大だったと確信できました。
2017年に先生のツイートでアスカを描かれていたのを発見したり、ZENKI新装版でおまけコーナーでアスカが描かれていたのを知って大変嬉しかった次第です。
笠木忍が存在していたからオタクになれなかった説
1992年に中学入って1995年に高校入る者にとってコギャルとかブルセラとかって言葉は当時全盛期だったわけじゃないですか。
ダイヤルQ2とかテレクラとか援助交際、まだ未成年の自分は体験していないけど、とにかくリアルの中に潜む本当にあるんだか分からないけどとにかく「そこに在るエロ」っていうのが空気としてあったじゃないですか。
そうするとお菓子系ブルセラ雑誌の一番最後のページに渋谷のブルセラショップの広告とかがあったりして、マジックミラーごしに選んだ女子高生からその場で脱いだパンツを買う事ができる、という情報を得る事になりますよね(ググったら名前出てきました。ファイナルファンタジア...)。
そんな事ができるなんて...でも学生なのにそんな所行って補導されたり怪しい組織の人に絡まれたら怖い...って行動に踏み出せず、結局身近な駅前の怪しいビルの何階かに入ってるエロビデオばっかりめちゃくちゃ売ってる店でオーロラプロジェクトの作品を手にとる事になりますよね。
そこで「こんなにかわいらしくてロリロリした子がこんな過激な事を!?」って衝撃を受けて、そして「クリームのこの最後のページのインディーズAV作品の、この『しのぶ』って子、ひときわかわいいな」って笠木忍さんのインディーズ時代の作品を目にする事になるわけじゃないですか。
そしてあれよあれよという内にメジャー作品リリースから勢いを増してトップ女優に上り詰めていくのをひしひしとリアルタイムで目の当たりにするのですよね。
お菓子系っていうのはリアルのエロスの中でも二次元寄りの、非現実的な作品だったと思うのですが、笠木さんはまさしくエロ漫画に出てくる女の子的であったというか、三次元なのに二次元より二次元的というか、とにかくスペックが高すぎたんですよね。
二次元的という意味では同年代に売れっ子だった山咲あかりさんもいますが、とにかくギャル全盛期においてロリかつボリューミーで男の理想が具現化したらこんな感じってタイプの象徴として時代を駆け抜けるわけじゃないですか。
そういうわけで個人的には現実の女性より二次元のキャラの方が親しみやすかったのですが、それを凌駕する魅力を笠木さんが発揮していたため、もっとこういう現実と二次元のハイブリッドといういうべき存在がいるのでは、と三次元エロスの世界を探すのですが結局その後継とも言える存在というのは00年代以降となってしまい、オタク趣味に染まる機会を失ってしまった、というオチなのでございました。
それにしても改めて笠木さんをググると今も元気に活動中でなによりですし、ほぼ同学年なんですよね...ちょっと上なのかと思ってましたがかなり早い段階で活動開始されていたと改めて感服です。
あととにかく作品数が多いし、メジャー以外の作品ってなにげにネット上の作品リストみたいなまとめがほぼ見当たらず、中古ビデオ検索とかで断片的に存在するのですがとにかく出演数が多いですね。
Wikipediaにもありましたが、確かにちょっとSM的な作品の傾向が多すぎてなんでもかんでもSM風味に仕上げるのはちょっとどうなのかなと今更素人ながらに思った次第で、もっとナチュラルなソフト路線の作品があってもよかったはずではとしみじみ思う次第です。
ちなみに私が笠木さん的な直系だと思う00年代以降に活躍された方々というのは、
藤間ゆかりさん
涼川夏飛さん
久保田あさみさん
中井ゆかりさん
有岡ゆいさん
あたりです。IVですが...